日々黙々

女子大生が、ニュース等を通して知ったことを自分なりに深めるブログ。様々な人の意見が聴きたいです。

子ども貧困について

こんにちは、かるです。
皆さんの中には、「子ども貧困」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
朝日新聞にて「子ども貧困」についての連載が組まれ、それらの記事をまとめた書籍も発売されています。私は第一回目の記事を読んだとき、ショックで言葉が出ませんでした。


とある母子家庭では、あまりに貧しく子どもたちにご飯を食べさせてあげることが精一杯であり、そのご飯でさえおかずが用意出来ないといった事が起きていました。子どもたちに「アタマジラミ」が感染した際には、シラミを駆除するシャンプーが 高くて諦めるしかなかったと話しています。


一人親家庭に深く根付いた貧困問題が子どもにも大きな影響を及ぼしていると、このような「子ども貧困」の記事が書かれるまで私は気付かなかったのです。母子家庭の生活は苦しいということを理解はしていましたが、このような子どもたちの現状を知らずに過ごしていたのです。


日本の一人親家庭の貧困率は54.5%にも上るという事などはよく知られていると思います。半数をも超える家庭が貧困の状態にあるというのは驚きであり、一人親家庭に厳しい社会構造であることも改善されるべきだと思います。


内閣府のサイトにて、「子供の貧困の状況と子供の貧困対策の実施状況」というページがありました。その中の報告書によると、生活保護を受けている世帯の子どもの高等学校等進学率という調査結果がありました。生活保護受給世帯全体での進学率は92.8%と、全世帯進学率98.8%と大きな差はありません。しかし、全日制に通っている生活保護受給世帯の子どもは67.4%、全世帯では91.4%と差が出ていることがわかります。


このようなところでも貧困家庭の子どもたちは不平等な状態にあると言えるかも知れません。上記の進学率についての詳しいデータは私も初めてみたため、今後深めていけたらと思います。


さて、私がこの「子ども貧困について」の記事で書きたいことは、「子ども食堂」や子どもにボランティアで勉強を教えている場についてです。朝日新聞の「子ども貧困」の記事で紹介されてから注目を集めており、私もずっと現場を見てみたい、話を聞いてみたいと考えていました。この度縁あってそうしたボランティアで勉強を教えている場にお邪魔出来るかもしれないことになり、この記事を書いています。また「子ども食堂」についても詳しい方にお話が聞けそうで、とても楽しみです。
たった一人の大学生では出来ることも少ないですが、考えることを続けたいと思います。


参考文献
内閣府「子供の貧困の状況と子供の貧困対策の実施状況」2017/03/20
 http://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/taikou/index.html